~馬場の兄貴の会 “青春たっぷり高校生編”~
私という人生はとても面白みもない薄っぺらい内容である。それでも人は自分だけのストーリーを必ず持っている。
今回は馬場の兄貴の会リーダーである私Bboy PEPSIMAN the JUSTICEの高校時代から今に至るまでの歴史を紐解きながら自己紹介していこうと思う。
★高校編
・進路は特に考えなかった
今から10年前の2008年の春に愛知県のとある公立工業高校に進学する。
単純に自分の家族はそこまで経済的に豊かではなかった。当然ながら学費がかかる私立には眼中になかった。それに私自身も学がないと自覚していた為、誰でも必ず受かる!と評判の公立工業高校へ進学することに決意した。
・人生の悲劇
入学当初の印象はまず女子がいない。これに尽きた。
母校は一様は“共学”であったが工業高校だった為か女子は全校生徒の1割にも満たない少なさであった。入学前から女子は少ないと噂で聞いていたが事実を目の当たりにした時のショックは計り知れないものだった。無論、入学してすぐに「俺の高校3年間の青春まじ終わった」と悟った。
※ちなみに私がその高校の最後の在校生であった。つまり後輩はもう入って来ないので本当に出会いはなく、“異性との出会い”というかすかな希望すら見出せなかったのである
・人類皆兄弟、ここにあった真実の平和
私の高校はオタクとDOQの2グループしか居なかった為、入学直後の居心地の悪さは半端じゃなかった。しかし見かけとは裏腹にすぐに両グループ共に溶け込めた。喧嘩もなくイジメもない。
「ゲームと漫画、下ネタの知識さえあればあなたも仲間‼︎おいでよ、工業高校‼︎」
・ガチムチ!ここはまるで世紀末
部活動ではラグビー部に入部し、高校三年間の青春全てを注いだ。
完全なる男社会、実力主義の世界で先輩達はみんな鬼のように怖かった。理不尽な理屈をつけてパシられたり、先輩特製のゲロマズインスタントラーメン(お湯の代わりに巨峰水を使っている)を食べさせられたり…。しかし全てが新鮮で楽しかった。
練習ではひたすら坂道を走り、転がっていくラグビーボールを追いかけ、黙々とチクワ(砂が詰まった長細いバック)をなぎ倒してた。身体全体が筋肉痛であることが気持ち良くてこの時、“M”に目覚めてしまう。
・やり続ければ報われることもある
ラグビーボールを投げるのは下手だったが、タックルで相手をなぎ倒す事だけが唯一私の得意分野だった。
おかげで愛知県選抜代表の枠に入った。が常に補欠であった。
※ちなみにラグビーのルールは複雑で覚える事が多く現役当時は全ルールの約6割ぐらいしか理解していなかった。残りの3割はプレイヤーの動きを見てルールを判断し、残り1割は勘に頼っていた。(笑)
・飛躍
案の定、工業高校という特殊な環境とラグビープレイヤーとしての3年間、アダルトビデオの偏った情報の狭間ですっかりサイケな人格が形成されてしまった。
今でも共学行っとけば良かった〜と思う時はあるが悔いはない高校生活だったと断言出来る。
・点と線
私という人生はとても面白みもない薄っぺらい内容である。それでも人は自分だけのストーリーを必ず持っている。
この工業高校生活の3年間で培った経験は今の自分に繋がっている。現在私はのんびりと仕事し、その合間にモテる為に始めたダンスをガチでやりこみ、チームメイトと切磋琢磨しながら暮らしている。
生きる上で楽しい事だけじゃなく辛い経験もするし、なにもかもが嫌になる時が訪れることだってある。だが今の自分はまあまあ好きだ。
なので過去の自分に感謝したい。
以上
~馬場の兄貴の会 “青春たっぷり高校生編”~